商品紹介
温厚で日本の気候にあったミツバチ。いま流通している蜂蜜の多くは「西洋ミツバチ」の蜂蜜。蜜を効率良くたくさん集めるため、養蜂界では一般的です。活発で繁殖力も強い西洋ミツバチに比べ、日本ミツバチは性格が温厚です。しかし、病気や寄生虫に強く、やはり日本の気候には適しています。日本古来の野生種であり古くから養蜂に用いられてきましたが、効率良く蜜を集める西洋種が主流になるなか、小さな規模で細々と飼われています。
西洋ミツバチは短期間で集中的に蜜を集めることができるため「みかんはちみつ」のように、花の種類を特定した蜜がとれます。しかし、日本ミツバチは西洋種の10分の1ほどのペースでしか蜜を集めないため、日本ミツバチの巣に蜜がしっかり溜まるには1年から2年もかかります。野生の蜂が巣箱に入ってから気長に待つのが日本ミツバチの養蜂です。
日本ミツバチは土地それぞれの四季の花からちょっとずつ蜜を集め、独自の酵素で蜂蜜を作り、たくさんの花から集めた「百花蜜」となります。巣箱の場所によって色や風味も少しずつ異なる、土地ならではの希少な地蜜なのです。