無茶々園へようこそ無茶々園へようこそ

無茶々園があるのは愛媛県西予市明浜町。
道後温泉がある松山市から車で約1時間30分の所に位置します。

無茶々園は1974年、農薬と化学肥料を多用するかんきつ栽培に疑問を持った生産者3人からスタートしました。今では農家数70人以上、明浜町のかんきつ栽培農家の4割ほどを占めるほどになりました。
農薬をできるだけ使わない柑橘類の生産・販売を中心に、現在では地域の農産物や海産物、加工品や真珠など様々なものを販売しています。

無茶々園の由来

無茶々園の由来

1974年に15aの伊予柑園で有機農業の研究園を作り、これを「無茶々園」と名付けました。
muchacha(ムチャチャ)はスペイン語で、本国ではお嬢さん、メキシコではねエちゃん、フィリピンでは女中といった意味の砕けた言葉で、ネオン街の蝶を追っ掛けるよりみかん畑のアゲハチョウでも追っ掛けようや、農薬をできるだけ使わないかんきつ栽培なんて無茶なことかもしれないが、そこは無欲になって、無茶苦茶に苦を除いて頑張ってみよう、という意味が込められています。

無茶々園のかんきつ

無茶々園のかんきつ

無茶々園では以下の成木園栽培方針でかんきつをつくっています。

  1. 除草剤や化学肥料は使用しない。
  2. 農薬はゼロからスタートし、
    なるべく少ない回数に抑える。
  3. 病害虫の発生がある場合、
    まずは有機栽培で使用可能な天然物由来の農薬で対応する。
  4. それでも抑えきれない異常発生時のみ有機栽培基準外の農薬を最低限の仕様で対応する。

病害虫の発生で収穫量が大きく減ってしまったり、樹が枯れるほどの被害が見込まれるような場合には、最低限の化学農薬を使用します。

柑橘が実を結ぶのは一年に一度だけ。やむをえず農薬を使用することがあっても、一年に渡る栽培期間の中で最低限に抑えるように取り組んでいます。端麗な見栄えとは引き換えに、安心感と生命力のある産物を作り出しています。

無茶々園の商品

無茶々園の商品

「畑でできたものを余すことなく」というコンセプトに様々な加工品づくりに取り組んでいます。
一年に一度しか収穫できない柑橘ですが、そのすべてが青果として出荷できるわけではありません。あまりに大きすぎたり小さすぎたり、皮がゴツゴツになって食味に影響がでる果実は加工用に回します。

果実を丸ごと搾って瓶詰めしたジュースから、果皮・果汁に粗糖を加えて作ったマーマレード、果皮を蒸留して抽出したエッセンシャルオイル。いずれも柑橘の風味や香りの良さを活かした商品です。

柑橘以外の商品も
販売しています

その一部をご紹介します

  • 乾燥野菜
  • 海の商品
  • ベトナムの商品
  • 乾燥野菜

    乾燥野菜

    無茶々園の直営生産部門“てんぽ印”が栽培から加工まで一貫して生産する乾燥野菜・乾燥果物。「有機野菜を常備菜に」というコンセプトから生まれました。洗ったり切ったりの手間がかからず、必要な時に必要分だけ無駄なく使用できます。

    乾燥加工を通して実現したいのは「地方にある、有機農産物(オーガニック)が当たり前の暮らしを、おすそ分けする」こと。
    有機野菜・果物がいつでもそばにある、今よりもちょっとだけ豊かな暮らしを、てんぽ印の商品を通じて多くの方にお届けできればと思っています。

  • 海の商品

    海の商品

    明浜町のみかん山の目の前には宇和海が広がっています。山畑と海が隣り合うこの地では、山で農薬や化学肥料を使えばすぐに海に流れていきます。
    「海作りは山作り」と言われ、大地から豊富な栄養分が流れて来なければ海は豊かになりません。農薬をできるだけ使わないかんきつ栽培を実践することは、地域の川や海を守ることでもあるのです。そんな海で獲れたちりめんや魚を販売しています。

  • ベトナムの商品

    ベトナムの商品

    無茶々園の生産者は2000年からベトナムやフィリピンの若者を農業技能実習生として受け入れており、高齢化が進む明浜において彼らは農家の重要なパートナーでもあります。技能実習は単なる安い労働力の確保ではありません。農業技術や販売、生産管理の仕組みを身につけ、祖国へ帰った後に活かされることに意義があります。
    無茶々園のベトナム支社ともいえる「ファーマーズユニオンベンチャー」では、帰国した実習生がスタッフに加わり、ベトナム国内向けの野菜や日本へ輸出する胡椒やカカオの生産を行っています。

消費者のみなさんと
「顔の見える関係で」

顔の見える関係で

無茶々園の産物・商品をご利用いただく皆さんには"消費者会員"となっていただいております。
(入会金や年会費等はいただいておりません。)今では約2万人もの方々に会員として購入していただいております。

食べていただく方に無茶々園の活動や栽培への考え方を理解していただき、継続したお付き合いを通じてお互いに顔の見える関係を築くことが私達のまちづくりにも欠かせないと考えています。会員の皆さんには、商品をご利用いただくだけではなく無茶々園の地域の話題も季節ごとにお届けいたします。