品種紹介
昭和初期のころ熊本県河内町の民家で文旦から偶然に発生した品種です。黄色い外観で文旦らしい苦みと香りがありますが、柔らかな風味は和風グレープフルーツと呼ぶにぴったり。何と言っても果汁たっぷりのジューシーな果肉が魅力です。
「河内晩柑」がもともとの名前ですが、ジューシーフルーツと言ったり、美生柑、愛南ゴールドなどと色々な名前で販売されています。
無茶々園での栽培
愛媛でジューシーフルーツが最初に普及したのは県南部・太平洋に近い愛南町です。愛南町のジューシーフルーツ生産者の有志が、農薬を控えた無茶々園流の栽培に取り組み始めたのは2000年頃。今でも愛南町を中心に栽培しています。
出荷期間が長く、柑橘シーズンを一段階広げてくれた品種で、明浜付近でも栽培量が少しずつ増えています。


3月下旬〜6月頃と出荷期間の長い柑橘です。出始めの4月はまだ酸味もあってしっかりした味ですが、5月に入ると開花期と重なってより爽やかで食べやすい風味になってきます。気温の上がってくる6月からは、このさっぱりした風味とジューシーな果肉が美味しく感じます。
内皮まできちんと剥いて食べるのが一番のおすすめです。果肉が持つやさしい甘み、さわやかな酸味、初夏の柑橘らしい風味をしっかり感じることができます。内皮まで剥くのは少々面倒ですが、手間暇かけるに値する美味しさです。酸味の苦手なお子さんには、お砂糖をかけて食べさせてあげるとよいでしょう。
ジューシーフルーツは皮の薄い柑橘に比べ貯蔵しやすい品種です。冷蔵庫にいれておいて皮がしなびた頃にたべるとうまい!という生産者もいるほどです。暑い毎日、さっぱりとしたジューシーフルーツでのどを潤してください。
内皮をひとつひとつ剥くのが大変だと思う方は、果実のおなかの部分を真ん中から二つにカットしてください。スプーンで果肉をすくって食べましょう。

内皮まできちんと剥いて。

大きめの果実は二つにカットしてスプーンで。

小ぶりの果実はくし切りにするのもよい。(内皮が少し気になるかもしれませんが)。

収穫時期も終盤になると、開花の影響や風雨に長期間さらされることで外観は悪くなりますが、中身のしっかりした果実を選別してお届けしますのでご安心ください。
外観についてご理解ください
器量はけっして良くありません。
農薬の使用は最低限に抑えていますので、見た目はピカピカではありません。果皮につく病気の痕や、昆虫の付けた小さな傷など、少なからず外観は悪くなります。
また収穫期にワックスや防腐剤、ホルモン剤なども使わないため、外皮がしなびたりヘタが落ちやすくなります。ただし、極端に外観の悪いものや鮮度には気をつけて発送いたします。
果実の大きさは様々です。
外観の良さが重視される一般流通ではサイズ分けが基本になっていますが、本来樹から取れる果実は大きさが不ぞろい。また年によっても大きさの傾向は異なり、毎回キレイにサイズが揃うものではありません。極端に大きいもの、小さいものは除いて、大小サイズ混みで箱に詰めて発送いたします。
