伊予柑ならではの甘い香り
無茶々園の伊予柑を搾汁した後に果皮を切り分け、水蒸気蒸留法で抽出したエッセンシャルオイルです。搾汁後の果実をそのまま捨ててしまうことは簡単ですが、畑でできたものは余すことなく活用したい。そんな想いを背景に生まれました。
伊予柑は、似かよった品種がない孤高の柑橘。果皮の香りがとてもよく、エッセンシャルオイルにしても甘く豊かな芳香はそこなわれません。お部屋に香らせたり、アロマバスやアロマスプレーを作ったり。様々にお使いください。
エッセンシャルオイルとは
エッセンシャルオイル(精油)は、植物の花、葉、果皮、果実、樹脂などから抽出した天然の素材(液体)で、植物の香り成分が凝縮された芳香物質のことです。エッセンシャルオイルの生産方法は様々。原料の植物を蒸留窯に入れて、気化して抽出する「水蒸気蒸留法」。柑橘系果実の果皮を絞って抽出する「圧搾法」。その他にも溶剤を使った抽出方法などがあります。
yaetocoのエッセンシャルオイルは、水蒸気蒸留法。柑橘のイメージそのまま、やらかくまろやかな香りに仕上がっています。
くらしにあわせて香りを楽しむ
芳香浴
お部屋に香りを漂わせる方法です。ティッシュやコットンにしみこませたり、マグカップにお湯を入れて数滴たらしたり、電気式アロマランプなどの湯具をお使いください。
アロマスプレー
お部屋全体に香らせたい場合は、スプレーボトルに水を入れて(※)エッセンシャルオイルを数滴垂らし、カーテンやソファなどにシュッとひと吹き。梅雨の時期など、湿気で室内がじめじめしているときは、拭き掃除のおともとしても便利ですよ。
※「無水エタノール」を使用すると水と混ざりやすくなります。無水エタノール10mlを先にボトルにいれて、その後にエッセンシャルオイル入れて混ぜてから最後に水を入れましょう。
アロマバス
手や足の部分浴はバケツや洗面器などのお湯に1〜2滴が目安。入浴の場合は5〜6滴までを目安とし、そのまま原液をお風呂に入れずに、重曹や塩、蜂蜜、塩といった基材にエッセンシャルオイルを混ぜてからお湯にいれてください。
※乾燥する季節や肌が敏感になりやすい季節、体調が不調なときなどは、ピリピリと刺激を感じやすいこともあるので十分にご注意ください。
その他にもマッサージオイルや石鹸を自作するときにもお使いいただけますよ。
大容量サイズもございます
たっぷり入った100ml。アロマテラピーや手作りコスメなど、エッセンシャルオイルを大量に使う方はこちらがおすすめです。JANコード、化粧箱はついておりません。あらかじめご了承ください。受注生産になるため、ご注文からお届けまで1週間ほどいただいております。
私たちがつくっています
製造は高知県の山間にある四万十川に沿いにある、株式会社エコロギー四万十さんにお願いしています。ゆずやヒノキなどの地元の地域資源を活用し、主にエッセンシャルオイル(精油)の抽出事業を行っている企業です。精油抽出事業の他にも、微生物などの力を利用して蒸留後の残差の処理にも自社で積極的に取り組んでいます。
“循環型産業”という明確なビジョンを掲げ、一歩ずつ取り組んでいるその志は、場所や産業は違えど、無茶々園と同じ。yaetocoの原点である、柑橘の新しい可能性を最大限に引き出してくれています。ブログでも四万十エコロギーさんについて紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
エッセンシャルオイルができるまで
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原料となっている柑橘
伊予柑
明治時代に山口県で発見されたのが起源といわれていますが、特に愛媛での生産が盛んなことから伊予の国にちなんで伊予柑と呼ぶようになりました。果汁たっぷりながら弾けるような果肉の食感。また特に香りが良く、似かよった品種がない孤高の柑橘です。
伊予柑は愛媛県での栽培量が断トツに多く、明浜も伊予柑産地としての歴史を重ねてきました。伊予柑の導入が進んだのは1960〜70年代のこと。温州みかんと夏ミカンしかなかった柑橘栽培が多品種化していく先駆けでもありました。ここ最近は生産量が落ち込んでいますが、まだまだ主要品種の一翼を担う柑橘です。無茶々園の若手生産者グループ「てんぽ印」が、松山にある北条農場で大規模な栽培を行っています。
商品詳細
商品名:伊予柑エッセンシャルオイル
学名:Citrus iyo Hort.ex TANAKA
容量:5ml / 100ml
抽出方法:水蒸気蒸留法
抽出部位:伊予柑果皮
原料原産地:愛媛県産
製造販売元:株式会社地域法人無茶々園 愛媛県西予市明浜町狩浜3-134
使用上の注意
原液を皮膚につけないで下さい。
絶対に飲用しないで下さい。
乳幼児の手の届かないところに保管して下さい。
火気に十分ご注意下さい。
冷暗所に保管し、開封後は3ヶ月を目安にお使い下さい。
精油のキャップはしっかりしめて下さい。
周囲のものに付着するとシミになったり変質することがありますのでご注意下さい。
成分分析
成分分析結果は下記の通りです。
yaetocoのこと
無茶々園の柑橘を使って、新しい価値をつくりたい。たくさんの人に明浜のことを伝えたい。そんな想いを背景にyaetoco は生まれました。
明浜狩浜地区の秋祭りのかけ声「やー、えーとこー!(浜は良いところ)」が名前の由来。できるだけ農薬に頼らず栽培した無茶々園の柑橘から採れる精油と蒸留水がyaetoco の原料です。
柑橘のさわやかな香り、安心して使えるシンプルな処方、こだわりをもって作りあげた使用感。使う人が笑顔になってくれるものづくりを心がけています。
畑でできたものを、余すことなく。
一年に一度しか収穫できない柑橘ですが、そのすべてが青果として出荷できるわけではありません。無茶々園の外観基準は一般的なものに比べると許容範囲が広いものの、あまりに大きすぎたり小さすぎたり、皮がゴツゴツになって食味に影響がでる果実は加工用に回します。
加工の用途は主に搾汁。果汁はすべて利用されますが、果皮についてはまだまだうまく活用できていません。一部はマーマレードなどに利用されるものの、その大半を廃棄しているのが現状です。
私たちは搾汁後にできる果皮をもっと有効活用していきたいと考えています。精油抽出の取り組みはそのひとつ。
畑でてきたものを、余すことなく。そんな想いを背景にyaetocoは作られているのです。